町村議会は町村に設けられた議決機関で、議員は住民による選挙で選ばれます。
しかし、一方で、議員の実態がわかりにくいとの声も多くあります。
全国町村議会議長会は、毎年、7月1日時点での町村議会の実態調査を行っており、
3月頃に結果を公表しています。
この結果をもとに、北海道の町村議会議員の実態について、まとめてみました。
・北海道には144町村あり、現在の議員数は1,620人。
・男性が1,491人、女性が129人で、女性の割合は約8%。
・平均年齢は男性が63.1歳、女性が61.8歳。
・最年少は29歳で、最年長が83歳。
・在職年数では、男性の平均が11.6年、女性が10.3年。
・最長は40年。(議員の任期は4年)
・職業別では、農業が約30%、無職が約23%、卸売・小売業が約9%。(その他除く)
・議員報酬の平均は、議員175,274円。
・議長259,653円、副議長207,660円、常任委員長188,823円。
・政務活動費は144町村のうち、16町村のみ条例制定。
・ほとんどの町村議員には政務活動費がない。
・本会議(定例会、臨時会)の開催平均は7.7回、年間の日数は約14日。
・常任委員会は1委員会の平均が8.5日。
・議会運営委員会は11.3日。
・特別委員会は1委員会の平均が4.8日。
・本会議の付議事件は合計で14,089件。
・原案どおりの可決は13,991件で99.3%。
・否決は65件で0.46%、修正可決は16件で0.11%。
*第59回町村議会実態調査結果の概要(平成26年2月・全国町村議会議長会)を参照
http://www.nactva.gr.jp/html/research/